2012年3月7日、予想通り新しいiPad が発表されました。iPad 3 でも iPad 2S でも iPad HD でもなく。The new iPad(新しいiPad )として。

私がもし今回、新しいiPad を買うとしたら 64GB モデルでした。iPad で映画を見たり、漫画を読んだりしているので、いま使ってる iPad 2 の 32GB だと容量が少し不足気味で、次は 64GB だなってのは前から決めてました。
逆に言うと、私が今回の新しいiPad に求めていたのはそれだけです。
しかし、3月7日の発表まではその理由だけでも買い換えてもいいかなと思っていました。正確には、容量を 64GB にアップするついでに受けられる、新しいiPad に付加されるプラスアルファの恩恵に期待して。いま使っている iPad 2 は妻にあげて、自分は新しいiPad を使おうと。
ところが、3月7日の発表後、ちょっと悩みはじめ、今日現在では「買わない」ことに決めました。
その理由は、プラスアルファが魅力的でなかったから。というか、プラスじゃなくてマイナスに感じられてしまったからなのです。
さて、それでは、私が望んでいた 64GB の容量の他に、新しいiPad にプラスされているアルファとはなんでしょうか?
まずは、なんといっても Retina ディスプレイでしょう。細かい説明はしませんが、いままでの iPad よりもとても綺麗なディスプレイです。実際に店頭に並んでいるのを見てきましたが本当に綺麗でした。
しかし、私は店頭で Retina ディスプレイの新しいiPad と普通のディスプレイの iPad 2 を並べて見てみましたが、実はパッと見そう変わらなかったのです。たしかにそれぞれ手にとって近くで見てみると、明らかに新しいiPad のディスプレイのほうが綺麗です。しかし、iPad 2 のディスプレイが見にくいかと言われればそうでもありません。だって、新しいiPad を手にとって見るまで、私は、一度も iPad 2 のディスプレイに対して見にくいとか汚いとか思ったことはなかったのですから。私は iPad 2 のディスプレイで満足しています。
(実は店頭に初めて新しいiPad が並んだ3月16日にヤマダ電機の iPad 売り場へ見に行ったのですが、そこにいたスタッフは iPad 2 を指して「どうですか?新しいiPad のディスプレイは綺麗でしょう」と言ったのです。まったく笑い話のようですが、実際、iPad 2 のディスプレイは綺麗なのです。)
新しいiPad のプラスアルファの一つ目、Retina ディスプレイについては、iPad 2 のディスプレイに満足している私にはそれほど魅力的ではありませんでした。
プラスアルファの二つ目は、4G に対応したことでしょうか。これは、本当に対応していたらかなりのプラスアルファでした。ところが、この 4G 対応というのは、本当は対応していないのです。
本当は対応していなってなに?嘘なの?と思った人もいるかもしれませんが、嘘ではないです。iPad 自体は 4G に対応しています。ところが、新しいiPad の取り扱い元であるソフトバンクの 4G には対応していないのです。
どういうことかというと、まずは、「iPad for everybody キャンペーン」のページの以下の表を見てください。
※1 支払期間25ヵ月、実質年率0%
※2 現在、日本国内ではSoftBank 3Gエリアでご利用いただけます。
4G の文字の上に「※2」って書いてありますね。で、「※2」の注釈には「現在、日本国内ではSoftBank 3Gエリアでご利用いただけます。」と書いてあります。
現在、ソフトバンクの提供する 4G というのは TD-LTE という通信方式のため、iPad に今回から搭載された LTE という通信規格とは違います。これはどういうことかというと、4G では使えないということなのです。iPad 2 の時と同じように 3G での通信となります。
つまり、ソフトバンクに限って言えば、正しくは「The new iPad Wi-Fi+3G」モデルとなるのです。4G って書いてあるのに 3G しか使えないのです。
というわけで、大きなプラスになるはずだった 4G 対応は、残念ながら使えません。じゃあ、プラスを無視して 3G で使っていればプラマイゼロかというと、そうではないでしょう。なぜならば、本体の代金には 4G の通信機能が含まれているのです。宝の持ち腐れの 4G 機能です。持ち腐れするくらいならいらないよなぁと思います。できれば、The new iPad Wi-Fi+3G っていう低価格モデルが欲しいです。
ちなみに、3G と 4G ってどのくらい通信速度に差があるのかというと、理論値では、3G の 7.2Mbps に対し、4G は 110Mbps となります。ぜんぜん違うのです。だから、上記のソフトバンクの料金、月々5,515円という値段で 4G が使えたらスゲーうれしいし、3G だとちょっと残念なのです。
ちなみに、日本の通信会社で現在、iPad が対応できる 4G 規格は DoCoMo の LTE だけです。iPhone4S を取り扱ってる au もモバイルWiMAXというこれまた別の高速モバイル通信規格なので、日本で iPad を 4G の速度で使おうと思ったら、少なくとも LTE 規格を採用している DoCoMo じゃないとダメってことになります。
つまり、現時点では、どうしても日本で iPad を 4G で使いたいって人は、DoCoMo が iPad を取り扱うのを待つか、海外で売ってる SIM フリーの iPad を買ってきて DoCoMo の SIM を挿し込めばもしかしたら使えるかもしれないです。
さあ、そして、以上のことが3月7日にわかって、私は悩みました。
・4G を我慢して新しい iPad Wi-Fi+4G(実は3G)を買う
・DoCoMo が iPad を販売するのを待つ
・来年以降、さらに新しいiPad(第四世代)で TD-LTE 対応になるのを期待して待つ
・SIM フリーの新しい iPad を手に入れて DoCoMo SIM で使ってみる
そして、とりあえず、買わないことにしました。
・宝の持ち腐れはヤダ
・万が一 DoCoMo が新しいiPad の取り扱いを始めたら悔しすぎる
・来年の(もっと)新しいiPad のプラスアルファに期待(小さいとか軽いとかね)
・SIM フリーの iPad は高い
とか、そんな理由です。
【3/30追記】参考リンクです。
家計にやさしい!? 『The new iPad』を買わない9つの理由
http://www.lifehacker.jp/2012/03/120309thenewipad.html
新しいiPad、結局買うべき? 買わなくていい? (動画)
http://www.gizmodo.jp/2012/03/ipad_new_noapple.html
【超ガッカリ速報】ソフトバンクの「新しいiPad WiFi+4G」は日本国内で3Gにしか繋がりません
http://rocketnews24.com/2012/03/10/191588/