カテゴリー : 音楽

the TEARS OF a CLOWN – RC SUCCESSION

「the TEARS OF a CLOWN」RC SUCCESSION(1986年)

the TEARS OF a CLOWN

ジャケットはご存知、Janis Joplin 「CHEAP THRILLS」のパロディです。

オレ的に RC SUCCESSION のアルバムで一番好きかもしんない。

スタジオ盤じゃなくてライブ録音盤です。1986年の日比谷野音4Daysからイイトコどりの構成となっています。

このころの RC SUCCESSION を絶頂期と呼んでもいいんじゃないかと思う。エレキバンドとして活動を始めてから積み重ねたライブパフォーマンスも円熟期に入り、演奏にも余裕が感じられる。サポートのメンバー(ブルーデイ・ホーンズ)の演奏も素晴らしいの一言。RC SUCCESSION の絶頂期というより、日本のロックの絶頂期かもしんない。

そして、この後の RC SUCCESSION は、忌野のソロ活動や別ユニット活動、「カバーズ騒動」、メンバーの脱退などもあり、このころの完成度から比べるとイマイチな感じになってしまう。

RC SUCCESSION のスタジオ盤ってプロデューサーに恵まれてないのか、自分たちでプロデュースして失敗してるのか、ライブ盤と比べると、演奏とか音の良さとかアレンジが劣って感じられてしまうんだよね。ライブにはライブのテクニックが、スタジオにはスタジオのテクニックがあり、RC SUCCESSION に関しては明らかに前者のテクニックが卓越している。決して、スタジオ盤も悪くはないのだが、ライブ盤が良すぎる。

オレ的にはこのアルバムが RC SUCCESSION のアルバムで一番好きかもしんないと書いたけど、「RHAPSODY」というライブ盤を一番に上げる人も多いと思う。まあ、とにかく RC SUCCESSION のライブ盤は素晴らしいのである。

で、このライブ盤の素晴らしいところはオープニングにあり。一曲目は Wilson Pickett の「In The Midnight Hour」なんだけど、曲が始まるまでのセミの鳴き声がホントに素晴らしい。これ、冗談じゃなくてマジで、そう思います。

今まさに絶頂期の RC SUCCESSION のライブが始まるという瞬間の、会場のザワつきと日比谷のセミ鳴き声、そして聞こえてくるドラムの音、あとはキヨシローが出てくるばかりという会場の緊張感。オープニングのセミの鳴き声で一気に気持ちが昂ぶります。

曲構成も「雨あがりの夜空に」、「スローバラード」などのベスト盤的な内容に加え、「君はそのうち死ぬだろう」などの珍しい曲も入り、演奏的にも「Sweet Soul Music ~ Strawberry Fields Forever」、「ヒッピーに捧ぐ」など聴きどころがたっぷり。

この季節にピッタリのアルバムです。

以下のリンクから視聴できますので聞いてみてください。
the TEARS OF a CLOWN(CD)
the TEARS OF a CLOWN(mp3)


人生を語らず – よしだたくろう

「人生を語らず」よしだたくろう(1974年)
今はまだ人生を語らず よしだたくろう
オレが生まれた1974年に当時28歳のよしだたくろうが発表した曲。

当時のフォークのひとって大人びた歌詞を書くというか、熟成されるのが早いというか、28歳でここまで書けちゃうってすごいよなぁ。

まあ、時代背景も聴いてる人も違うから、今の時代にこんな曲は生まれないのかもしれないけど、この曲を叫ぶように歌うよしだたくろうは今でもすごくかっこいいと思う。

37歳になったオレだけど、越えるものはすべて手さぐりの中なもんで、今もまだ人生を語れず

人生を語らず

歌:よしだたくろう
詞:吉田拓郎/曲:吉田拓郎

朝日が昇るから 起きるんじゃなくて
目覚める時だから 旅をする
教えられるものに 別れを告げて
届かないものを 身近に感じて

越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

嵐の中に 人の姿を見たら
消えいるような 叫びをきこう
わかり合うよりは たしかめ合う事だ
季節のめぐる中で 今日をたしかめる

越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

あの人のための 自分などと言わず
あの人のために 去り行く事だ
空を飛ぶ事よりは 地をはうために
口を閉ざすんだ 臆病者として

越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

おそすぎる事はない 早すぎる冬よりも
始発電車は行け 風を切ってすすめ
目の前のコップの水を ひと息にのみほせば
傷もいえるし それからでも遅くない

越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

今はまだまだ 人生を語らず
目の前にも まだ道はなし
越えるものは すべて手さぐりの中で
見知らぬ旅人に 夢よ多かれ

越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

越えて行け そこを
越えて行け それを
今はまだ 人生を 人生を語らず

「人生を語らず」は「今はまだ人生を語らず」などに収録されています。